青森県 津軽塗

青森県 津軽塗

産地

青森県 弘前市、青森市、黒石市、平川市、藤崎町、板柳町、深浦町

歴史

 津軽塗の始まりは、元禄年間(1600年代末〜1700年代初頭)に遡り、津軽四代藩主信政(1656〜1710年)の時代に召し抱えられた塗師池田源兵衛が創始者と伝えられています。
津軽塗が産業として形を整えたのは、明治初頭で藩政下に積み重ねられた伝統技術を土台に産業化の糸口が開かれました。
その後も多くの工人達が創意工夫を凝らし、技術を磨き今日の津軽塗を築き上げてきました。

特徴

 我が国最北端の伝統的漆器として津軽ヒバを素地に木地に布を貼り、各種の色漆を塗重ね研ぎを繰り返し、50工程余りを経て作られる唐塗や小紋風の粋なパターンの「ななこ塗り」、つや消しの渋い黒地がモダンな肌合いの「紋紗塗り」など多彩な技法を駆使し堅牢で優美な塗りが特徴です。

産地PR・最近の取り組み、課題など

 伝統という名にあぐらをかけばその工芸は取り残され、しまいには滅びてしまうことになりかねない。
その事を良く理解している若手職人たちの活躍ぶりは最近特に目を見張るものがあり、伝統を保持しながら新しい時代に対処しようとする伝統工芸の世界に身を置く人、あるいは表現芸術に励んでいる人、また産業工芸という言葉をクラフトという名に置き換えた大衆向けの工芸を製作している人など様々な若手職人がしっかりと存在し、世界へ向けた新しい津軽塗ブランドの創造が始まっている。

指定年月日

昭和50年5月10日