岩手県 岩谷堂箪笥

岩手県 岩谷堂箪笥

産地

岩手県 奥州市(江刺区)、盛岡市

歴史

 岩谷堂箪笥の起源は天明年間(1781〜1788年)に遡ります。時の岩谷堂城主、岩城村将が家臣の三品茂左衛門に車付箪笥や長持などの木工家具の商品化を研究させたのがその始まりとされています。
 岩谷堂(現在の奥州市江刺区)は、平泉文化を築いた藤原氏の初代・清衡が平泉に移るまでの約30年間ここを本拠地としていたこともあり、鋳金や木工などの工芸の伝統は古くからありました。

特徴

 欅や桐等を素材とし、漆塗りの上に、手打手彫りの堅牢で優美な金具が取り付けられています。鍵のかかる金具が用いられるのは金庫の役目をするからです。重厚で伝統的な和箪笥です。

産地PR・最近の取り組み、課題など

 岩谷堂箪笥は、伝統に培われた高級和箪笥として消費者の支持を得ていましたが、現代の住宅仕様や生活様式の洋風化により、従来の和箪笥の需要は年々減少しつつあります。
このような消費志向の変化に対応し、岩谷堂箪笥生産協同組合では、現代の消費者ニーズにマッチした商品開発に継続的に努めてきました。
 一方、伝統的工芸品産業振興協会の「伝統的工芸品活用フォーラム」参加を契機として、平成22年度から岩谷堂箪笥の製造に係る材料を利用しながらより現代的な「和モダン」をコンセプトにした「岩谷堂くらしな」ブランドを立ち上げ、継続的に小物雑貨から小物家具まで幅広い新商品開発を行い、開発商品は平成23年度から逐次販売に供しております。
Web: 岩谷堂箪笥生産協同組合ホームページ

指定年月日

昭和57年3月5日