宮城県 雄勝硯の製法や工程について

製造工程

雄勝硯は、応永の昔より銘硯として称賛され、以来600年の歴史と伝統を誇っています。昔ながらの手作りの製法により、硯工人の腕ひとつ、呼吸ひとつで、たんねんに彫上げています。

採石 採石 露天堀により重機等を使い原石を採石します。
切断 切断 選別された良質の原石を制作する硯の大きさ・厚さ・形を考えて切断します。
砂すり 砂すり 切断した原石を円盤状の回転すり盤機の上にのせ、そこに川砂と水を流し込み、表面の凹凸を削り滑らかにします。木取り(木の余分な部分を切り取る)
彫り 彫り 縁立て、荒彫り、仕上げ彫りの三段階に分けて、のみを肩にあて、体全体で硯を彫り上げます。
磨き 磨き 彫りあがった硯を中磨き、外磨き、仕上げ磨き三段階に分けて砥石・耐水ペーパーを使い、表面を丁寧に磨いていきます。
仕上げ 仕上げには、漆を使ったつや出し仕上げ、やき仕上げ、墨を使った墨引き仕上げの三つの方法があります。

技術・技法

石材
  1. 使用する石材は「石きず」、「ひび」、又は「割れ目」のないものとすること。
  2. 「縁立て」には、「彫りのみ」及び「小丸のみ」を用いること。
  3. 「荒彫り」にあっては、「くりのみ」を用いる「くり彫り」をすること。
  4. 「荒彫り」した後、手作業による「仕上げ彫り」をすること。
  5. 「加飾彫り」をする場合には、「毛彫り」又は「浮き彫り」とすること。
  6. 「仕上げみがき」には、「砥石」を用いること。
  7. 仕上げは、次のいずれかによること。
    1. 「漆巻き」を必要とするものにあっては、「漆巻き」をした後、「つや出し仕上げ」又は「やき仕上げ」をすること。
    2. 「漆巻き」を必要としないものにあっては、「墨引き仕上げ」をすること。

原材料

  1. 石材は、雄勝石とすること。
  2. 漆は、天然漆とすること。

産地組合の概要

◇組合名 雄勝硯生産販売協同組合
◇所在地 〒986-1333 宮城県石巻市雄勝町雄勝字寺53-1 雄勝町インフォメーションセンター内
◇TEL 0225-57-2632
◇FAX 0225-57-3339
◇ホームページ http://ogatsu-suzuri.jp/
◇企業数 17業者
◇従事者数 43名
◇年間生産額 約2億円
◇伝統工芸士 3名
◇主な製品 一般書道用硯・仮名用硯・水墨画用硯・篆刻用硯 他