山形県 天童将棋駒の製法や工程について

製造工程

天童将棋駒に百五十年という時間に培われた知識と、そこから継承され、さらに鍛えられた技術が製作工程の中にいくつも生かされてます。本物が生み出す質感をお確かめください。

   
  1. 駒木地工程
天童独自の「駒切りナタ」一丁で荒削り(端切り・側切り・底切り・剣立て)、小割り、仕上げまでの作業を行います。

 
  1. 彫り駒工程
印刀一本で巧みに文字を掘り込んでいきます。字体の簡略度により、黒彫、並彫、中彫、上彫、銘駒などの種類があります。さらに下地漆で文字を埋め込み、瀬戸みがき等を使って平滑等に仕上げたものが彫り埋め駒となります。
 
  1. 盛り上げ駒
工程彫り埋め駒に蒔絵筆を使い、文字を漆で浮き立たせ、乾燥のあと丁寧に研きあげたものです。技術的に難しく、将棋駒の中で最高級品です。
   
  1. 書き駒工程
書き駒は、筆を使い漆で木地に文字を直接書いたものです。草書体と楷書体があります。天童将棋駒といえば書き駒の草書体と言われるほど伝統があります。
     

技術・技法

  1. 将棋駒の木地作りにあっては、玉切りした材を、大割り、小割り及び駒切りをすること。
  2. 書き駒にあっては、駒木地に筆を使用し、漆を用いて、将棋駒独特の書体により、直接書くこと。
  3. 彫り駒にあっては、字形から字母紙に陰影を写し取り、陰影を取った字母紙を切り取り、駒木地にのりで張り付け、印刀で彫り、目止めをしたあと、漆入れ、下地漆入れ、又は漆盛り上げにより仕上げること。

原材料

  1. 駒木地にあっては、ホオ、ハクウンボク、イタヤカエデ、マユミ若しくはツゲ又はこれらと同等の材質を有する用材とすること。
  2. 漆は、天然漆とすること。

産地組合の概要

◇組合名 山形県将棋駒協同組合
◇所在地 〒994-0013 山形県天童市老野森1−3−28 天童商工会議所内
◇TEL 023-654-3511
◇FAX 023-654-7481
◇ホームページ http://www.tendocci.com/koma/
◇企業数 27社
◇従事者数 59名
◇年間生産額 約59百万円
◇伝統工芸士 7名
◇主な製品 将棋駒、置駒、根付駒等