伝統的工芸品とは

● 伝産法(伝統的工芸品産業の振興に関する法律)について

 「一定の地域で主として伝統的な技術又は技法等を用いて製造される伝統的工芸品」の「産業の振興を図り、国民の生活に豊かさと潤いを与えるとともに地域経済の発展に寄与し、国民経済の健全な発展に資することを目的」としています。
 伝統的工芸品は、我が国の伝統的工芸品産業は、伝統的技術・技法を伝承するとともに、国民生活に豊かさと潤いを与えてきた産業であり、地域の資源・技術を基盤に、もの作り産業を形成し、長い歴史・風土の中で培われ、地域経済の発展と、雇用の創出に貢献しています。
 このため、経済産業省の支援は、その文化性に着目した技術・技法の保護・保存をすることのみを目的とせず、伝統的工芸品産業を産業活動として維持・発展することに主眼を置き、支援を行っています。
 工芸品の産地組合等からの申請に基づき、指定要件を満たすものを経済産業大臣が「伝統的工芸品」として指定します。指定を受けた産地では、振興計画を作成して経済産業大臣の認定を受けた後、その振興計画に基づいて事業を行うのに必要な経費の一部を国から補助を受けることができます。指定要件については、こちらをご覧下さい。(PDF形式:17KB)

● 全国の伝統的工芸品指定品目一覧

 経済産業大臣が指定した工芸品のことを言い、現在、全国では210品目、東北地区では22品目が指定を受けています。
  ・伝統的工芸品指定品目一覧[都道府県別](PDF形式:109KB)[2016.08.16] 更新

● 伝統的工芸品の表示について

 経済産業大臣により指定を受けた伝統的工芸品は個々の商品に「経済産業大臣指定伝統的工芸品」という表示を付することができます。  この表示は検査方法、検査基準等の検査規定について経済産業大臣の認定を受けた伝統的工芸品製造業者の協同組合等が行います。この検査は経済産業大臣が伝統的工芸品として指定した内容(伝統的技術、技法、原材料及び製造地域)に適合しているかどうかの検査です。従って、この検査に合格し「経済産業大臣指定伝統的工芸品」の表示がされているものは、まちがいなく伝統的工芸品といえます。

● 伝統マークと伝統証紙について

(1)伝統マーク
 伝産協会では、伝統的工芸品の表示、その他の宣伝について統一イメージで消費者にアピールするため、伝統的工芸品のシンボルマークとして「伝統マーク」を定め、経済産業大臣の指定を受けた伝統的工芸品業界全体で使用することとしています。「伝統マーク」は著名なデザイナーの亀倉雄策氏のデザインによるもので、伝統の「伝」の字と、日本の心を表す赤丸とを組み合わせたものです。
(2)伝統証紙
 伝統的工芸品の表示のために、伝産協会が発行する伝統マークを使用した証紙を「伝統証紙」といいます。この表示は、特定製造協同組合等が経済産業大臣の認定を受けた振興計画及び経済産業省製造産業局長の認定を受けた「伝統証紙表示事業実施規程」に基づいて、特定製造協同組合等が実施することができます。
 この伝統証紙を貼付して、伝統的工芸品の表示を行うには、
  1. 伝産協会作成の「伝統的工芸品統一表示事業実施規程」に従うとともに特定製造協同組合等は、伝統証紙使用許諾契約を交わす必要があります。
  2. 特定製造協同組合等は「伝統証紙表示実施規程」に従い、対象となる伝統的工芸品について検査を行い、検査基準に合格したものに「伝統証紙」を貼付します。
 伝産協会が実施している伝統的工芸品統一表示事業は統一された「伝統証紙」を貼付することにより、消費者が伝統的工芸品を安心して購入できるマークであり、職人にとっては、「伝統を誇る手作りの証」です。伝統的工芸品には、かなり精巧な類似品も多く、一般消費者にとってはその識別はかなり困難であるため、消費者に対して識別の目安を提供することは極めて重要です。
 伝統的工芸品の表示には、
  1. 「経済産業大臣指定伝統的工芸品」の文字
  2. 「伝統的工芸品の名称」
  3. 「特定製造協同組合等の名称」
 が必ず明記されています。また、すべて連番による管理番号を入れ、仮に事故が発生した場合には、生産者まで遡ってその責任を追及することができるようになっています。

(伝統マーク)

(伝統証紙見本)