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木取り 天然杉の丸太を中心からミカン状に割り、ナタで木片(くれ)を作り、90〜100日間、自然乾燥させ、さらに30日間、人口乾燥させる。 |
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銑(せん)かけ 「ウマ」と呼ばれる作業台にまたがり、銑という両手持ちの刃物で木片を寸法にあわせて削っていく。 正直突き 正直(しょうじき)という大きなかんなで木片を削り、「けがた」という手製の定規でアールと角度を正確に測り整える。 手割りの木片は、一枚一枚幅が違うが、17枚〜18枚でピタリと桶の形になるように仕上げる。 |
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くれ仕立て 仮たがをはめて桶の形を整える。 |
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かんな仕上げ 両足を桶で回しながら外丸かんなで内側を削る。 罫引き(けひき)を使い、底板を入れるための溝を入れる。 台に掛けて外側を内丸かんなで削る。 |
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たがかけ・底入れ たがは真竹と呼ばれる竹が良い。竹は丁寧に削り、表面なめらかに仕上げる。 たがをはめ、底板を入れて、当て木を添えて木づちでたがを打ち込み入念に締めていく。 |
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完成 全体がやさしい曲線で仕上がっている。 食卓がテーブルと椅子に代わった現代の生活様式に合わせ、おひつの高さも低くなってきた。 ふたは2、3重にして保温性を高めている。 |
◇組合名 | 秋田杉桶樽協会 |
◇所在地 | 〒017-0012 秋田県大館市釈迦内字土肥17−3 |
◇TEL | 0186-48-4153 |
◇FAX | 0186-48-6877 |
◇ホームページ | http://www.chuokai-akita.or.jp/oketaru/ |
◇企業数 | − |
◇従事者数 | − |
◇年間生産額 | − |
◇伝統工芸士 | 4名 |
◇主な製品 | おひつ、すし飯切り、花器、湯桶、水桶、漬物桶、祝樽、銚子樽、酒樽、風呂桶 など |