福島県 奥会津編み組細工の製法や工程について

製造工程

ヒロロ細工
  1. 材料採取
  2. 根ほぐし
  3. 乾燥
  4. 縄綯い
  5. 底編み(技法:矢羽根編(やばねあみ)、棚編(たなあみ))
  6. 立ち上げ編み(技法:矢羽根編(やばねあみ)、棚編(たなあみ))
  7. 縁編み・縁どめ
  8. 紐付け
山ブドウ細工
  1. 材料採取
  2. 乾燥
  3. 浸水
  4. 鞣(なめ)し
  5. 幅揃(はばそろ)え
  6. 底編み(技法:二本飛網代編(にほんとびあじろあみ)、笊編(ざるあみ)、四(よ)つ目(め)編(あみ))
  7. 立ち上げ編み(技法:二本飛網代編(にほんとびあじろあみ)、笊編(ざるあみ))
  8. 縁巻き(技法:矢筈(やはず)巻縁(まきふち))
  9. 紐付け
  10. 仕上げ磨き
マタタビ細工
  1. 材料採取
  2. 皮(かわ)剥(は)ぎ
  3. 割(さ)き
  4. 扱(こ)き
  5. 幅揃(はばそろ)え
  6. 底編み(技法:二本飛網代編(にほんとびあじろあみ)、四(よ)つ目(め)編(あみ))
  7. 立ち上げ編み(技法:笊編(ざるあみ)、二本飛網代編(にほんとびあじろあみ))
  8. 縁巻き
  9. 晒し(技法:寒晒(かんざらし)、雪晒(ゆきざらし))

技術・技法

  1. 「ヒロロ細工」にあっては、次の技術又は技法によること。
    1. ヒロロ縄の太さは2ミリメートルから4ミリメートルとし、10センチメートルの長さに縒りが20回以上あること。
    2. 底編み及び立ち上げ編みは、「矢羽根編」又は「棚編」によること。
  2. 「山ブドウ細工」にあっては、次の技術又は技法によること。
    1. ヤマブドウの皮は、鞣しを十分に行い、繊維に沿って切断し、幅の調整を行うこと。
    2. 手さげ籠類の底編み及び立ち上げ編みは、「二本飛び網代編」又は「笊編」によること。
    3. 手さげ籠類の縁巻きは、「矢筈巻縁」によること。
    4. 角箱籠類の底編みは、「四つ目編」又は「二本飛び網代編」によること。立ち上げ編みは、「笊編」によること。
    5. 丸籠類の底編みは、「笊編」「四つ目編」又は「二本飛び網代編」によること。立ち上げ編みは、「笊編」又は「二本飛び網代編」によること。
  3. 「マタタビ細工」にあっては、次の技術又は技法によること。
    1. 材料の下ごしらえは、皮剥ぎ、割き、扱き、幅揃えを行うこと。
    2. 米研ぎ笊の底編みは、二本の材料を一組とする「二本飛び網代編」で編み、一本の材料で「二本飛び網代編」により底を丸くすること。立ち上げ編みは、「笊編」によること。
    3. 小豆漉し及び蕎麦笊の底編みは、二本の材料を一組とする「二本飛び網代編」によること。立ち上げ編みは、一本の材料で「二本飛び網代編」によること。
    4. 四つ目笊の底編みは、二本の材料を一組とする「四つ目編」によること。立ち上げ編みは、「笊編」によること。
    5. 籠類の底編みは、二本の材料を一組とする「笊編」によること。立ち上げ編みは、一本の材料で「笊編」によること。
    6. 製作後は、「寒晒」又は「雪晒」を行うこと。

原材料

  1. 「ヒロロ細工」にあっては、奥会津の山間部で採取されたミヤマカンスゲ(別称 ホンヒロロ)、オクノカンスゲ(別称 ウバヒロロ)とすること。
  2. 「山ブドウ細工」にあっては、奥会津の山間部で採取されたヤマブドウの皮で、二枚皮になる前の一枚皮とすること。
  3. 「マタタビ細工」にあっては、奥会津の山間部で採取された若年の成熟したマタタビの蔓とすること。縁の芯の材料はクマゴヅル又は同等の材質を有するものとすること。

産地組合の概要

◇組合名 奥会津三島編組品振興協議会
◇所在地 〒969-7402 福島県大沼郡三島町名入字諏訪ノ上395 三島町生活工芸館内
◇TEL 0241-48-5502
◇FAX 0241-52-2175
◇ホームページ http://www.okuaizu-amikumi.jp/
◇e-mail kougeikan@town.mishima.fukushima.jp
◇企業数  − 
◇従事者数 163名
◇年間生産額 約6千万円
◇伝統工芸士 6名
◇主な製品 (ヒロロ細工)手提げ籠・ショルダー・抱えバック・巾着等
(マタタビ細工)米とぎ笊・四つ目笊・そば笊・手提げ籠等
(山ブドウ細工)手提げ籠・ショルダー・抱えバック・おにぎり入れ等