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BPO事業をテコにした地域企業の経営改善に向けた検討会;デジタル化による三方良し

東北経済産業局は、地域企業における業務の効率化やコスト削減を図るための取組として注目されているBPO事業に着目し、金融機関、BPO事業者等からまる「BPO事業をテコにした地域企業の経営改善に向けた検討会」を設置しました。
※BPOとは、「Business Process Outsourcing:ビジネス・プロセス・アウトソーシング」の略語で、企業の業務プロセスの一部を外部に委託(アウトソーシング)すること。

背景

少子高齢化・人口減少が進む中で、企業における人材確保は困難を極めており、業務の効率化やコスト削減を図るため、人事や総務、経理、情報システム、コールセンター、ヘルプデスクなどの業務領域のアウトソーシングを行う、BPOサービスの利用が拡大しています。
特に地域の中小企業・小規模企業においては経理部門や人事部門などの間接部門を1名が専任するという体制も多く、不測の事態への対応に課題があります。また、企業における間接部門比率は一般的には10%が適切とされているところ、地方では間接部門比率が10%を超え、コスト構造に課題がある企業が多く存在すると思われ、「事業承継」以前に、「業務承継」に課題がある状況です。
さらに、地方では情報通信インフラの整備状況やデジタル人材の不足、高齢化などを原因として、デジタル化の遅れが深刻化しています。デジタル社会の進展に伴い、企業価値向上を図るためには、各企業において社内人材のデジタルリテラシーを向上させていくことは必須ですが、デジタル化の遅れによる都市部との地域間格差は、経済活動や社会参加の格差を拡大させる可能性があります。地域の実情に合わせた取り組みを推進し、時代に取り残されないデジタル社会を目指すことが重要です。

概要

東北経済産業局では、BPOは「業務承継」問題においての根本的な解決に繋がるとともに、複数の中小企業・小規模企業が面的に間接部門等をBPOすることにより、必然的に地方におけるデジタル化を進めることが可能ではないかと考え、検討会を設置し、地方における「業務承継」問題、経営改善、デジタル化といった課題解決の選択肢として、BPOに着目することの意義、展開方法、メリット・デメリット等について検討します。

構成メンバー

  • 株式会社七十七銀行
  • 七十七ビジネスウィズ株式会社
  • 株式会社岩手銀行
  • manordaいわて株式会社
  • 株式会社仙台銀行
  • 株式会社仙台銀キャピタル&コンサルティング
  • スパークル株式会社
  • 株式会社エイジェック
  • 株式会社みらいパートナーズ
  • 東洋ワーク株式会社

このページに関するお問合せ先

東北経済産業局
地域経済部  製造産業課  情報政策・半導体戦略室 
電話:022-221-4895(直通)

最終更新日:2025年8月27日