令和6年度家電リサイクルプラント見学会を開催しました
東北経済産業局
東北経済産業局は、家電リサイクルの仕組みについて理解を深めてもらうことを目的に例年開催している「家電リサイクルプラント見学会」を、今年度は秋田県大館市との共催で、大館市内の小中学生を対象として、2024年12月3日に株式会社エコリサイクルにおいて開催しました。
見学会参加者
大館市子どもサミット※運営委員会に参加する小中学生8名、引率教員8名ほか
- 大館市子どもサミット…大館市内の小中学校(全25校)の代表者が集まり、「大館市をよりよいまちにするために何ができるか」を話し合う組織
見学会当日の様子
株式会社エコリサイクルは、同和鉱業(現:DOWAホールディングス)の100%子会社として設立され、使用済みの家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)や小型家電、OA機器等のリサイクル事業を行っています。
参加者はスクールバスでエコリサイクルに到着後、プラント見学に先立ち、会議室で事前説明を受けました。まず、大館市から「市のこでん(使用済み小型家電)回収の取組や歴史」についてお話いただきました。続いて当局から「家電リサイクル法の概要」をお伝えした後、エコリサイクルから「会社概要や品目毎のリサイクルの工程」について動画を交えて分かりやすく御説明いただきました。
次に、参加者は実際にリサイクルプラントに足を運び、使用済みの家電や小型家電などを人手により解体処理(手分解)する様子や、機械で破砕・選別する流れなどを見学しました。冷蔵庫のリサイクルに特化した新工場棟の見学では、冷蔵庫が機械により自動で横倒しになり破砕機に運び込まれる様子を目にして驚きの声が上がりました。
児童生徒からは「機械でうまく処理できないのはどのような場合ですか?」「リサイクルは何度も永久にできるものですか?」といった質問があり、大いに理解を深めました。
事務所内の事前説明、工場内の見学の様子
児童アンケートの結果


自由意見として、「あんなに大きな家電が分別されて、手におさまるくらいの大きさに変わってしまうということが分かりました。分別の方法が家電によって違うということにびっくりしました。」「今回の見学等を通して、重要性がよく分かった。昨日、家の家電が壊れたばかりなので、親に伝えて、正しいリサイクルをして、貢献したい。」「これからもリサイクルのことをまだまだ知りたい。」などの感想をいただきました。
本見学会を通じて、家電リサイクルの仕組みに対する理解が深まり、リサイクルへの興味や関心が高まった有意義な機会になったものと考えております。
参考
- 東北経済産業局 資源エネルギー環境部 環境・資源循環経済課
- 電話:022-221-4930(直通)