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電力見える化実証に係る報告

東北経済産業局

東北経済産業局では、カーボンニュートラル実現に向け、再生可能エネルギー、省エネルギー、地域新電力そして水素などに係る取組を実施しています。

第6次エネルギー基本計画で掲げる「徹底した省エネ」の遂行に向け、通常は事業所全体で管理する消費電力量について、今後、最大電力の抑制及び上げ・下げデマンドへの対応、並びに有利な電気代を選択しながら事業活動を行っていくためには、機器・装置ごとの消費電力カーブの時間軸を横軸に可視化することが重要と考えます。

事業所内の機器・装置ごとの消費電力量を可視化するため民間事業者の協力を得て「電力見える化」を実施しましたので、その内容について報告します。

電力見える化の目的

今回、事業所内の機器・装置ごとの消費電力量を把握し、各機器・装置の消費電力カーブにおけるピークの重複などを定量的に可視化することで、実際にどの機器・装置のピークが消費電力と最大電力に最も効いているかなどの関係を明らかにし、精緻な省エネが可能となるよう鋳造工場、鍛造工場、水産加工工場の中小企業3社の協力を得て測定実証を行いました。

当該実証により、今後、事業所としての最大電力の効果的な抑制、改正省エネ法への対応、上げ・下げデマンドへの対応、VPP(Virtual Power Plant)への参加などへの展開に繋げていくことを目的としています。

具体的な内容

協力いただいた3社の事業所において、機器・装置ごとに時間軸(1分値以下)を横軸に、消費電力を縦軸として消費電力カーブを見える化(測定)することしました。

なお、各機器・装置へは稼働(通電)した状態で計測器・可視化のためのインターフェースを設置・施工することで、安価で通常営業時に措置できる作業的・費用的にも横展開しやすい手法で計測しました。

『電力の見える化』によって、『認識不足や無意識の見える化』が、今後、民間レベルにおける事業展開で期待できるものとなりました。

説明資料

精緻な省エネに向けた「電力見える化」実証事業概要紙及び報告書

お問合せ先

東北経済産業局 資源エネルギー環境課
担当:井元、亀田、佐藤、中村
電話:022-221-4927(直通)
FAX:022-215-0757
このページに関するお問合せ先
東北経済産業局 資源エネルギー環境部 資源エネルギー環境課
電話:022-221-4927(直通)
FAX:022-213-0757
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