令和3年度東北経済産業局への消費者相談について

2022年07月07日東北経済産業局

消費者相談割合の推移

令和3年度の相談件数は443件で、前年度に比べて、106件（前年度比（増減率）131.5％）増加した。

令和2年度と3年度を比較すると、事項別では、「訪問販売」の相談が152件（前年比166.7％）、「電話勧誘販売」の相談が51件（同15.9％）、「特定継続的役務提供」が24件（同4.3％）と増加した。また、「特定商取引法関係」の相談は312件（同33.9％）と増加し、全体の約7割を占めている。

一方、「通信販売」の相談は64件（前年比-16.9％）、「連鎖販売取引」の相談は10件（同-37.5％）、「業務提供誘引販売取引」の相談は5件（同-16.7％）、「訪問購入」の相談は6件（同-40.0％）と減少した。

事項			令和3年度		令和2年度		前年度比(%)
事項			件数	構成比	件数	構成比	前年度比(%)
契約関係			333	75.2%	262	77.7%	27.1
	割賦関係		14	3.2%	14	4.2%	0.0
		割賦販売	9	2.0%	9	2.7%	0.0
		前払割賦	5	1.1%	5	1.5%	0.0
	特定商取引法関係		312	70.4%	233	69.1%	33.9
		訪問販売	152	34.3%	57	16.9%	166.7
		通信販売	64	14.4%	77	22.8%	-16.9
		電話勧誘販売	51	11.5%	44	13.1%	15.9
		連鎖販売取引	10	2.3%	16	4.7%	-37.5
		特定継続的役務提供	24	5.4%	23	6.8%	4.3
		業務提供誘引販売取引	5	1.1%	6	1.8%	-16.7
		訪問購入	6	1.4%	10	3.0%	-40.0
	先物取引		1	0.2%	0	0.0%	100.0
	契約その他		6	1.4%	15	4.5%	-60.0
製品関係			21	4.7%	23	6.8%	-8.7
	品質性能		1	0.2%	3	0.9%	-66.7
	安全性		0	0.0%	1	0.3%	-100.0
	サービス		14	3.2%	10	3.0%	40.0
	表示		2	0.5%	4	1.2%	-50.0
	規格		0	0.0%	1	0.3%	-100.0
	計量・価格		4	0.9%	4	1.2%	0.0
個人情報			0	0.0%	0	0.0%	0.0
その他			89	20.1%	52	15.4%	71.2
合計			443	100.0%	337	100.0%	31.5

割賦販売法にいう割賦販売（自社割賦、信用購入あっせん及びローン提携販売を含み、前払割賦を除く）及びクレジットカード全般に関すること

割賦販売法にいう「前払式割賦販売」及び「前払式特定取引」に関すること

自宅等への訪問販売、キャッチセールス、アポイントメントセールス（電話等で販売目的を告げずに事務所等に呼び出して販売）

電話で勧誘し、申込みを受ける販売

新聞、雑誌、インターネット等の広告による場合など、郵便、電話等の通信手段により申込みを受ける販売

長期・継続的な役務の提供とこれに対する高額の対価を約する取引（エステ、語学教室、家庭教師、学習塾、結婚相手紹介サービス、パソコン教室が対象）

個人を販売員として勧誘し、さらに次の販売員を勧誘させる形で、販売組織を連鎖的に拡大して行う商品・役務の販売

「仕事を提供するので収入が得られる」と誘引し、仕事に必要であるとして、商品等を売って金銭負担を負わせる取引

消費者の自宅等を訪問し、物品を購入する取引

国内や海外の商品先物取引（旧商品取引所法及び旧海外商品市場における先物取引の受託等に関する法律の適用を受ける取引）に関すること（金融先物取引等に関する相談は所管外のためここには含まれない）。

特定商取引法関係、割賦関係及び先物取引関係に該当しない当省所管物資及び役務の契約に関すること

個人情報の保護に関する法律等を含む個人情報に関すること

「契約関係」から「個人情報」までの事項に分類されないもの（架空請求等）

特定商取引類型相談割合について、令和2年度に「通信販売」に係る相談割合が増加したが、令和3年度は再び「訪問販売」の相談割合が増加した。

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