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「地域飲食店における森林Jクレジットメニュー販売実証事業」に係る報告

東北経済産業局

東北経済産業局では、カーボンニュートラル実現に向け、J-クレジット制度の活用を図り、関係者間の情報共有、案件発掘及びマッチング支援の活動等を行っています。

このたび、東北経済産業局・フードスタジアム東北・地域飲食店の官民コンソーシアムは、飲食店(カフェ・居酒屋等)において森林Jクレジット付きメニューを販売し、消費者の環境意識や飲食店におけるカーボンニュートラルの取組効果について調査しましたので、その内容について報告します。

目的

J-クレジット制度は、省エネ・再エネ設備の導入や森林管理等による温室効果ガスの排出削減・吸収量をクレジットとして認証する制度であり、産業界等の省エネ・低炭素投資等を促進しカーボンニュートラルと経済を両立させる取組です。その中でも、森林Jクレジットは特定の地域の森林保全に貢献したということを伝えることができるため、企業価値を向上させるカーボンオフセットの有効な手段として注目されています。

今回、地域におけるカーボンニュートラルのあり方を考えるにあたり、地域企業が森林Jクレジットを活用してCO2排出量をオフセットする取組について、環境価値の価格転嫁に対する消費者意識を調査するため、仙台市内飲食店の協力のもと、通常価格に森林Jクレジット価格分を上乗せする試験販売調査を行いました。

飲食店など地域企業の温室効果ガス排出量をオフセットするだけでなく、環境配慮商品の領域における新しい価値創造となることを可視化し、「分かりやすく・参考としやすいカーボンニュートラルの事例」として横展開することを目的としています。

具体的な内容

仙台市内飲食店9店舗において「森林Jクレジット付加メニュー」を用意し、クレジットが付加されているメニューと付加されていないメニューを選択して購入可能にし、飲食店が行う森林保全の取組に対する消費者行動を調査しました。提供方法は特別メニューとして販売する方法や会計時に尋ねる等、全店舗共通ではなく店舗ごとの特性に合わせて設定しました。

今回はあらかじめ秋田県東成瀬村から2t、宮城県登米市から1tずつ森林Jクレジットを購入し、活用しています。

説明資料

関連情報

このページに関するお問合せ先
東北経済産業局 資源エネルギー環境部 資源エネルギー環境課 カーボンニュートラル推進室
電話:022-204-2385(直通)
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