第9回受賞者・企業一覧
第9回ものづくり日本大賞の受賞者・企業は2023年1月10日に決定しました。
東北地域での「経済大臣賞」、「優秀賞」の受賞事例を紹介いたします。
【経済大臣賞】
スマートフォンの普及に貢献する世界最高性能ロールtoロール形FPC検査装置の開発(インスペック株式会社 秋田県仙北市)
スマートフォンに使われている精密フレキシブル基板(FPC)を高速かつ連続で検査する構成の装置を開発。
スマートフォンの高性能化、小型化、軽量化を支える。
【優秀賞】
指先血とスマホによる血液検査:KOMPASU®システムでSDGsを目指せ!
(セルスペクト株式会社 岩手県盛岡市)
指先血からの採血でも血液検査を可能に。
気軽に健康経過を知ることができるように、撮像機能をアプリ化しSDGsゴール目標3の達成にも貢献。
廃棄物から食品・化粧品・燃料を製造!世界初のイオン交換樹脂法で資源循環社会を実現
(ファイトケミカルプロダクツ株式会社 宮城県仙台市)
東北大で開発されたイオン交換樹脂法を活用し、これまで廃棄されていた未利用の油資源から食品・化粧品、燃料の製造を可能にした。また、廃棄物をほぼゼロにできる点にも注目。
変種変量生産を実現する最先端デジタルファクトリーの構築
(ロボコム・アンド・エフエイコム株式会社:南相馬工場 福島県相馬市)
製造業DXのモデル工場として、工場内の生産技術についてほぼすべてを公開している。ロボットSIerの後方支援を実施し、地域全体として製造業の競争力を強化することに貢献している。
5G向け高性能コネクタ製造を支える匠の技と先端技術を融合した端子めっきの生産(東新工業株式会社 福島県いわき市)
電子部品の接続に使用されるマイクロコネクタの端子めっきが主力の企業である。新技法・新工法を融合し高精度で安定した端子めっきの量産に成功した。