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洋上風力発電関連産業の振興
洋上風力発電は、大量導入やコスト低減が可能であるとともに、経済波及効果が期待されることから、再生可能エネルギーの主力電源化に向けた切り札として、2050年カーボンニュートラル達成に向けて、さらなる推進が望まれます。
東北地域(東北経済産業局管内)は、促進区域、有望な区域、準備区域の合計12海域(2024年9月時点)において案件形成が行われ、2030年までに最大533万kW、2040年までに最大900万kWの洋上風力の導入が見込まれている(注)1全国に先駆けたトップランナーといえる地域です。
- 1:洋上風力産業ビジョン(第1次)(令和2年12月15日 洋上風力の産業競争力強化に向けた官民協議会)より
東北地域におけるO&M(オペレーション&メンテナンス)人材育成と関連産業への参入
日本風力発電協会(JWPA)によると、洋上風力の導入が進んだ場合、2030年には2,300人、2040年には10,700人、2050年には19,000人のO&M人材が必要と推計(注)2されています。 東北地域には、風力発電のO&M事業者や育成拠点が集積しており、東北経済産業局では、次世代のO&M人材を東北から輩出すべく取り組んでいます。
- 2:日本風力発電協会「【2022年度JWPA活動報告会】日本財団助成金事業成果報告~洋上風力必要人材数推計結果~」(2023年5月29日)より
- 国内外の必要人材数であり、事業活動の場所を国内に限定したものではない
先進地との連携
秋田県能代市においては、2023年1月に能代港湾内での洋上風力の商用運転(秋田洋上風力発電株式会社)が開始され、再エネ海域利用法に基づく促進区域における案件開発も進んでおり、東北電力リニューアブルエナジー・サービス株式会社が人材育成拠点を整備しています。また、福島県いわき市においては、地元企業主体のいわきウィンドバレー推進協議会が結成され、風力発電関連産業への参入の機運が高まっており、株式会社北拓が人材育成拠点を整備しています。
東北経済産業局では、風力発電事業の関連産業への参入機運が高まっている能代市、いわき市と連携して、関連産業振興の取組を進めています。
調査報告・過去のセミナー等
水素エネルギー
水素は発電・産業・運輸など幅広く活用されるカーボンニュートラルのキーテクノロジーです。水素の利活用に向けた取組を推進して参ります。
調査報告・過去のセミナー等
- 水素キャンプ実証事業に係る報告(令和4年度) [2023年1月16日]
再生可能エネルギー
FIT・FIP制度
制度詳細や手続等については下記の資源エネルギー庁サイトを御覧ください。
お問合せ先
洋上風力発電事業/水素エネルギーについて
東北経済産業局
資源エネルギー環境部 資源エネルギー環境課
カーボンニュートラル推進室
電話:022-204-2385(直通)
FIT・FIP制度について
東北経済産業局
資源エネルギー環境部 エネルギー対策課
電話:022-221-4805(直通)