【秋田県】白神山うど

世界遺産「白神山地」の膝元で栽培されている高品質なうどです。初冬から晩春までリレー出荷で新鮮な味を消費者に届けています。
登録情報
白神山うど 商標登録第5080343号
権利者
あきた白神農業協同組合
商品の区分並びに指定商品
31類:秋田県能代市(二ツ井町)白神山地産の山うど
出願日
2006年12月20日
登録日
2007年9月28日
連絡先
あきた白神農業協同組合 販売課
住所:能代市荷八田字石森台49-75
電話:0185-55-0778
商品の紹介
天然のノンカロリー食材
ユネスコ世界遺産「白神山地」のミネラル豊富な水を含んだ大地で栽培されている天然のノンカロリー食材です。生活習慣病・成人病・老化防止に効果があるとされる成分も豊富なことから注目されています。
東北随一を誇る作物に
もともと能代市(能代地区・二ツ井地区)・藤里町は山うどの生産地でした。転作作物としても昭和54年から試作され、転作面積の拡大に伴って徐々に生産が増え、いまでは東北随一を誇る
栽培面積と販売額となり、地域を代表する作物へと成長しました。現在は「白神山うど部会」の部会員89名が約90ヘクタールを耕作しています(2017年2月現在)。
山うどは、春から秋にかけて畑で養成した株を堀り上げ、11月頃からビニールハウス内に伏せ込み、促成栽培されます。新春(1月上旬)から出荷が開始され、天然物が出回ったあとの5月中旬頃
まで出荷が続きます。ハウス栽培の山うどはクセが少なく、皮をむいて軽く水に浸すだけでそのまま食べることができます。むいた皮も細切りにして、きんぴらにするなど捨てるところが無く、
全て食べきる事ができる万能な野菜です。
部会では、うどの特徴である目に鮮やかな「袴の赤、茎の白、葉の緑」の品質を保つため、栽培管理を徹底しています。
また、他作物と比較しても病害虫が少なく、低農薬防除で済むので、安全・安心の山うどが消費者に提供されています。
この地域では、ネギ・ミョウガ・キャベツ・アスパラガスなどとの組合せで生産されていますが、野菜の周年出荷体系の中に組み込まれており、冬期の所得確保につながる重要な産品にもなっています。
「白神山うど」ブランド化の軌跡
白神山うどは、山うど自体が特色のある農作物であるにも関わらず、消費者にあまり知られていませんでした。東北ではナンバーワンを誇る山うど産地である「白神ブランド」を確立するための 第一歩として、地域団体商標を出願・登録しました。取得後、メディアによって取り上げられる機会が増え、産地の知名度向上と併せて「白神山うど」の知名度も向上しました。しかし、まだまだ 食べ方が分からない方も多いようで、JAと生産者が量販店などで試食宣伝会やイベントを実施するなど、浸透を図っています。
春の味覚「白神山うど」を味わう
出荷時期に合わせて1月から5月頃まで購入可能です。販路はほとんどがJAを通して流通していますので、県内はもちろんのこと、札幌から大阪までスーパーの店頭などに並びます。地元の直売所では、 みょうが館(能代市直売所)、きみまち杉ちょくん(二ツ井町直売所)等で取り扱っています。
 
文章引用:2017年2月発行 東北経済産業局知的財産室編「きらり!TOHOKU 地域ブランドコレクション」