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【福島県】会津本郷焼

【福島県】会津本郷焼

東北最古の窯場といわれる会津本郷焼。瓦焼の流れをくむ土物(陶器)と、大久保陶石を原料とした石物(磁器)があります。

登録情報

会津本郷焼 商標登録第6333681号

権利者

会津本郷焼事業協同組合

(出願人住所:福島県大沼郡会津美里町字川原町1823番地の1)

商品の区分並びに指定商品

第21類:
福島県大沼郡旧会津本郷町及びその周辺地域で生産された陶磁器製の食器類、 福島県大沼郡旧会津本郷町及びその周辺地域で生産された陶磁器製の土瓶、 福島県大沼郡旧会津本郷町及びその周辺地域で生産された陶磁器製のはし置き、 福島県大沼郡旧会津本郷町及びその周辺地域で生産された陶磁器製のナイフ置き・フォーク置き・スプーン置き、 福島県大沼郡旧会津本郷町及びその周辺地域で生産された陶磁器製のおしぼり置き、 福島県大沼郡旧会津本郷町及びその周辺地域で生産された陶磁器製のおたま置き、 福島県大沼郡旧会津本郷町及びその周辺地域で生産された陶磁器製の置物、 福島県大沼郡旧会津本郷町及びその周辺地域で生産された陶磁器製の花瓶、 福島県大沼郡旧会津本郷町及びその周辺地域で生産された陶磁器製の水盤、 福島県大沼郡旧会津本郷町及びその周辺地域で生産された陶磁器製の香炉、 福島県大沼郡旧会津本郷町及びその周辺地域で生産された陶磁器製の香合

出願日

2020年1月14日

登録日

2020年12月23日

連絡先

会津本郷焼事業協同組合

住所:福島県大沼郡会津美里町字瀬戸町甲3162

電話:0242-56-3007

会津味本郷焼事業協同組合ホームページ

商品の紹介

歴史と伝統

東北最古の窯場といわれる会津本郷焼の発祥は、1593年。会津若松城主・蒲生氏郷がお城の改修のために播磨国(兵庫県)から 瓦工を招き、瓦を焼かせたのが始まりといわれています。はるか400年以上も前、安土桃山時代のことでした。
実際に本郷の地でやきものが焼かれ始めたのは、1645年。会津藩主・保科正之が招いた美濃国瀬戸出身の陶工・水野源左衛門が 本郷村に原土を発見し、本格的に陶器製造を始めました。これが会津本郷焼の、陶器の起源です。

一方、磁器は、1800年までその登場を待ちます。本郷村で発見された大久保陶石で磁器を作ろうとした藩は、佐藤伊兵衛を有田に 潜入させます。命がけで技術を習得した伊兵衛の帰国後、藩は備前式登窯を築きました。
会津藩は本郷に奉行所を置き、藩の産業として力を入れておりましたが、奉行所の廃止により職人たちに残土、工具が分け与えられ、 職人たちはそれぞれの窯を築き、焼き物を作り始めました。それが窯元の始まりです。

陶器と磁器

会津本郷焼には、瓦焼の流れをくむ土物(陶器)と、大久保陶石を原料とした石物(磁器)があります。石を原料とした 焼き物の産地としては、関東以北唯一です。会津本郷焼の全盛期には、大小合わせて100以上の窯元がありました。本郷の上り窯から 煙が立ち上らぬ日はなかったといわれています。急須、土瓶、目皿、花器が有名ですが、特に急須については、明治末期に本郷の 陶工が茶こしの部分を発明し、急須の出がよいことで日本一の折紙付になりました。

毎年9月16日、会津本郷では陶祖祭を行い、陶祖・水野源左衛門、磁祖・佐藤伊兵衛の2人をしのびます。命がけで守り継がれた 本郷の陶器と磁器。陶祖祭にもその価値がうかがわれます。

 

写真・文章引用:会津本郷焼事業協同組合ホームページ