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【福島県】南郷トマト

【福島県】南郷トマト

豊かな自然と環境に配慮した栽培から生み出された福島県南会津を代表する絶品トマトです。

登録情報

南郷トマト 商標登録第5015204号

権利者

会津よつば農業協同組合

商品の区分並びに指定商品

31類:福島県南会津郡下郷町・南会津町・只見町で生産され会津みなみ農業協同組合のトマト選果場において選別出荷されるトマト

出願日

2006年5月30日

登録日

2007年1月5日

連絡先

会津よつば農業協同組合 南郷営農経済センター営農課

住所:福島県南会津郡南会津町宮床字川久保22-1

電話:0241-72-2554

会津よつば農業協同組合ホームページ

南郷トマト生産振興協議会ホームページ

商品の紹介

高品質なトマトを育む好条件

この地域は標高が350から900メートルと比較的高いため、夏は冷涼で冬は日本でも有数の豪雪地帯です。しかし、気温の日較差が大きく、年間降水量も比較的多いという気候は、 高品質なトマトを育む好条件となっています。トマトの品種は、夏秋栽培用甘熟トマト「桃太郎ギフト」と「桃太郎セレクト」が主力となっており、甘みと酸味のバランスが抜群の トマトとして消費者からの評価が高いものになっています。

表彰された環境に優しいトマトづくり

南郷トマトを語る上で一番の特徴は、生産者全員が環境に優しい生産に取組むエコファーマーの認証を受けている点です。優良な堆肥を投入し地力を高めることで、土壌微生物が多く、 柔らかで保水力を持った良質な土壌ができ、化学肥料と農薬を減らした安全安心な栽培を実現しています。また、環境に負荷をかけない取組の一環として、冬期に積もった雪を集めて 「雪室予冷」することにより、収穫したトマトの鮮度保持を可能にしています。それらの取組が評価され、平成19年の「全国環境保全型農業コンクール」では優秀賞、平成27年には 「第44回日本農業賞」で大賞を受賞しています。

「南郷トマト」ブランド化の軌跡

南郷トマトとは、昭和37年、旧南郷村の農家14名によるトマト栽培の研究がきっかけに始まりました。現在では南会津全域で栽培されています。
平成19年、既に知名度が高いトマトになっていましたが、南郷という栽培発祥の名前とブランドを守るため、地域団体商標を取得。山間地の雇用と経済効果をもらたすトマトとして、 改めて見直されるようになりました。また、よりブランド化を進めるため、味わいが濃厚となる秋に収穫されるトマトには「南郷トマト秋味」とネーミングして出荷。よりブランド価値を 高める工夫もしています。
東日本大震災に伴う原発事故では、風評被害も心配されましたが、厳格な検査で安全性が確認されると、従来と変わらない付き合いをしていただけるパートナー的な関係にある小売店等に 支えられ、ピンチを乗り切ることができました。

魅力的なバラエティ商品が豊富な南郷トマト

南郷トマトは、収穫時期に合わせて購入できますが、県内のスーパー・生協のほか、まちの駅「南会津ふるさと物産館」、JA会津よつば「西部グリーンセンター」、首都圏の西友や ロピアなどで入手することができます。購入できる場所については、「南郷トマト生産振興協議会」の南郷トマトで紹介されています。
また、その他に魅力的な加工商品もバラエティに富んでいます。中でも水は一切使わずにトマトと塩だけで加工され、濃厚な甘みが評判の「南郷トマトジュース」は大人気です。また、 道の駅「きらら289」(南会津郡南会津町)のレストランで提供しているイタリアン風味の「トマトラーメン」やトマト果汁のソフトクリームなどもお勧めです。

会津よつば農業協同組合ホームページ

南郷トマト生産振興協議会ホームページ

 

文章引用:2017年2月発行 東北経済産業局知的財産室編「きらり!TOHOKU 地域ブランドコレクション」

農林水産省「地理的表示(GI)」登録情報

南郷トマトは、地域団体商標のほかに、農林水産省の「地理的表示(GI)」にも登録されています。

特定農林水産物等の名称

南郷トマト(ナンゴウトマト)

権利者

南郷トマト生産組合

特定農林水産物等の区分

第2類 野菜類 トマト

登録日及び登録番号

2018年8月6日 第63号

その他

特性等の詳細情報は、農林水産省のホームページを御覧ください。

登録の公示(登録番号第63号) (農林水産省ホームページ)